視点が変わる楽しさ!絵本レビュー『ぼくそらをさわってみたいんだ』 さとう わきこ 文 岩井田治行 絵 ポプラ社

ぼく そらをさわってみたいんだ (絵本・子どものくに)

『ぼくそらをさわってみたいんだ』
さとう わきこ/文
岩井田 治行/絵
ポプラ社/出版社
1986年/出版年

ほぼネタバレなあらすじ

空を触りたくてたまらないちびのトラネコくん、草原で仲間を募り、動物ピラミットを設置するが、生憎雨が降りそうな空模様、案の定ちびトラくんが空に触るや否や雷が動物ピラミットに直撃、雷さまと一緒に落ちてしまう。

動物ピラミットで雷さまを空に返した後も、ちびトラ君の空への興味は尽きないのだった。

感想

猫の絵本だから手に取る。

描かれている動物たちが写実的なんだけれど、いい感じでデフォルメされていて、かつ表情も豊かなので、すごく可愛い。タッチが緻密で動物たち(毛並みのあるのは特に!)は触りたくなるし、草原は寝ころびたくなる。

視点が変わる面白さ

そして、この絵本は縦で読む。
縦2ページ分で空の青と草原の緑を交互に表現。
視点が変わる面白さ、2ページ見開きという広いゆえの奥行き感、子供にとってとても魅力的な仕上がりになっていると思う。だんだん空模様が変わっていく変化も楽しめるポイントかと。

また、ちびトラくんが空に触れてよかっただけではなく、空って不思議だなと更なる探求心を募らせるところが、具体的には絵本のストーリーは終わってもちびトラくんの冒険はまだ続くぜってところが読者の想像力を刺激するいい「おわり」だと思う。

文章は会話文だけなので話はポンポン進むから子供は厭きないし、前述のとおり絵が魅力的かつ想像力を十二分に掻き立ててくれるので、私的には1歳ぐらいからでも読みきかせできる素敵な本だと思います。

娘 leafの感想

娘 Leaf
雷がガーンと落ちてビビビとなるところが面白かった。
母 Lily
雷怖くないんだあ