『およげラッコぼうや』
ナンシー・ホワイト・カールストローム/作
黒井健/絵
工藤直子/訳
1993年/出版年
偕成社/出版社
ほぼネタバレなあらすじ
ラッコぼうやは遊びたい。
母さんラッコの「今日はおとなしくしていなさいね」という言いつけを守らずに遊ぶ仲間を探しに泳いで行ってしまう。
アザラシの赤ちゃん、セイウチ、ツノメドリ…みんな遊んでくれない。
そして、気づけば夜、暗い海の上で迷子になってしまう。心細さに震えていると、遠くから母さんラッコの歌声が聞こえてくる!
ラッコぼうやは歌声めがけて泳いで泳いで母さんラッコにたどり着く。
次の日親子は仲良く遊ぶのでした。
感想
黒井健さんの絵が好きで手に取る。
やはりいい!動物たちがまるでぬいぐるみのようで、とにかく可愛い。
因みに私はあどけないラッコぼうやの表情にキュンキュンしていたが、娘leafはツノメドリがお気に入りだった。
あと、海の表現が素敵で、時間や場所によって、色や波の書き方が違う。最後に海の中でラッコの親子が戯れている絵はすごく幻想的!
リズム感があり、するする読める
そして読み聞かせをして思ったけど、読みやすい。
挿絵がきちんと情景を描いてくれているので、余計な説明は要らないのか、また詩を読んでいる感じでリズム感があり、するする読める。
楽譜もついてる!
作中で母さんラッコの歌があるのだけれど、なんと最後のページに楽譜がある。
自分のオリジナルで歌うのもいいけれど、素敵な曲なので、読み聞かせをする人にはぜひこっちでも歌ってほしい。
読めば読むほど、発見があって、とても大好きな本です。
娘 leafの感想

育児の中で気づいたことや役立つことなどをまとめています。
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