食育推進&お手伝いをしよう!絵本レビュー『ねこのかあさんのあさごはん』どいかや/文・絵 小学館 2002年

ねこのかあさんのあさごはん

『ねこのかあさんのあさごはん』
どいかや/文・絵
小学館/出版社
2002年/出版年

ほぼネタバレなあらすじ

とある猫家族の1週間の朝ごはん風景。

感想

猫が好きなのと、どいかやさんの絵本が気になったので、手に取る。

どいかやさんのイラストに脱帽です

3頭身で可愛さを前面に出したSD(スーパーデフォルメ)猫ちゃん家族が今回の主役。

以前読んだ作品(『ミケネコキャラコ』)とは、猫の描き方が結構違うけれど、これはこれでとてもキュート。

猫たちは可愛いし、食事も美味しそうだし、お庭も綺麗だし、いうことなし。

個人的には怖い夢をみた末っ子ちゃんが不安がってお母さんにしがみついている絵が好き。

そこはかとなく昭和?

何となくだけれど、一昔前の炊飯器がそんな雰囲気を醸し出しているだけかもしれないけれど、何処か昭和を感じる食卓である。

実際、ごはんが炊けた匂いで朝が始まり、テレビや携帯電話に邪魔されることなく、家族全員で朝食をいただくなんて、現代社会ではありえないわけではないけれど、かなり少数派でと思われる。

ただ、服のチョイスは現代的だし、出される朝ごはんも今風なので、古き良き云々に見られるダサさはない。

大げさかもしれないけれど、昭和と平成の融合によって生じる妙なノスタルジックさが、この絵本の魅力の一つだと思う。

食育のススメ

作中では、タイトル通り調理するのは主にお母さん猫なのだけど、家族全員で助け合って朝食を用意して食べるという理想的な朝ごはん風景が描かれている。
絶対、この絵本は「朝ごはんは大切」というメッセージを発信している!

そして、「お母さんのお手伝いをしよう」というのも発信しているに違いない!期せずして食育推進に努めている本である。

実際、卵を割ることを最近覚えた娘leafはお姉ちゃん猫が卵を割るところに興味津々で、絵本の読みきかせ以降、気が向いたとき限定だけれど積極的に手伝うようになった。ほんと絵本の力はすごいなぁ。

また、絵本の見返しには、作中で出された朝食のレシピが全て載っているので、気になる人は作れてしまう。読んで作って2度おいしい内容となっている!

leafはかなり気に入ったもよう。
読み聞かせは3歳ぐらいからでも大丈夫じゃないかな。

娘 leafの感想

娘 Leaf
お母さん(猫)が、朝ごはんを運んでいるところがいい。
母 Lily
表紙が好きなのね。
将来、ジャケ買いしてそう。